【内壁材とは?】
「内壁材」とは一般住宅やオフィスなどの建物の内壁を構成する材料のことをいい、部屋を区切る間仕切り壁としての役割もあります。
内壁の構造は大きく分けて「下地材」と「仕上げ材」でなっており、内壁を構成する下地材は壁を造るのに対して、仕上げ材は仕上げや装飾を行うものです。
まず「下地材」は天井や壁、床などの強度、耐水性、耐火性、防音性などの機能性を向上させる目的があり、仕上げ材の仕上がりにも影響を与えます。
「仕上げ材」はフローリング、壁紙、塗り壁、フローリングなどを覆う材料のことで下地材の上に施工し、機能性やデザイン性を向上させる目的があります。
近年では「耐水性の素材」「汚れやキズに強い素材」「消臭機能がついた素材」など機能性が高いものが多くあります。
仕上げ材は店舗の印象を左右する要素として重要視される内装の一つとなっています。
汚れやキズがあるとお客様に良くない印象を与えてしまうため、内装は清潔に保つだけではなく定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
なお、建物の外側を構成する外壁材は雨や風、紫外線などから守るために強い素材が選ばれますが、空間のアクセントとして外壁材の素材を内壁材として使用する場合もあります。
内壁の構造は大きく分けて「下地材」と「仕上げ材」でなっており、内壁を構成する下地材は壁を造るのに対して、仕上げ材は仕上げや装飾を行うものです。
まず「下地材」は天井や壁、床などの強度、耐水性、耐火性、防音性などの機能性を向上させる目的があり、仕上げ材の仕上がりにも影響を与えます。
「仕上げ材」はフローリング、壁紙、塗り壁、フローリングなどを覆う材料のことで下地材の上に施工し、機能性やデザイン性を向上させる目的があります。
近年では「耐水性の素材」「汚れやキズに強い素材」「消臭機能がついた素材」など機能性が高いものが多くあります。
仕上げ材は店舗の印象を左右する要素として重要視される内装の一つとなっています。
汚れやキズがあるとお客様に良くない印象を与えてしまうため、内装は清潔に保つだけではなく定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
なお、建物の外側を構成する外壁材は雨や風、紫外線などから守るために強い素材が選ばれますが、空間のアクセントとして外壁材の素材を内壁材として使用する場合もあります。
【内壁材の代表的な素材の種類】
内壁材の素材には、主に4つの種類があります。
それぞれの特徴や機能、メリットとデメリットを紹介します。
それぞれの特徴や機能、メリットとデメリットを紹介します。
「クロス」
クロスは壁や天井の下地に糊づけして張る壁紙のことをいい、内壁材の中では最も一般的なものとなっています。
ビニール製のクロスが主流ですが、その他にも「布」や「和紙」といった素材もあり、耐水・耐汚性に特化したものや、ペットのニオイ対策となる防臭・耐アンモニア性といった機能を備えているものまで様々な種類の製品があります。
クロスのメリットは他の内壁材に比べてリーズナブルであり、手軽に貼り替えできるだけではなく色や質感も豊富であることです。
また、デメリットは他の内壁材に比べて耐久性が低いことや定期的に貼り替えが必要であることです。
ビニール製のクロスが主流ですが、その他にも「布」や「和紙」といった素材もあり、耐水・耐汚性に特化したものや、ペットのニオイ対策となる防臭・耐アンモニア性といった機能を備えているものまで様々な種類の製品があります。
クロスのメリットは他の内壁材に比べてリーズナブルであり、手軽に貼り替えできるだけではなく色や質感も豊富であることです。
また、デメリットは他の内壁材に比べて耐久性が低いことや定期的に貼り替えが必要であることです。
「塗り壁」
塗り壁は「珪藻土」や「漆喰」といった自然素材を下地に塗りつけるタイプの壁材となっており、昔から人気があります。
珪藻土は、調湿性や消臭性が高く機能性に優れており、ザラザラとした肌触りや自然の風合いが魅力のものとなっています。
漆喰も珪藻土と同様に自然素材でできており、珪藻土よりもはがれにくくなっています。
塗り壁には職人の塗り方次第で味が変わる面白さがあるメリットがあります。また、クロスに比べて厚みがあるため「防火性」「吸音性」「断熱性」に優れています。
デメリットは汚れや傷がつきやすいことや、衝撃が与えられると「ひび割れ」が発生する可能性があることです。また、交換するときは全面塗り替えなければならないため注意が必要です。
珪藻土は、調湿性や消臭性が高く機能性に優れており、ザラザラとした肌触りや自然の風合いが魅力のものとなっています。
漆喰も珪藻土と同様に自然素材でできており、珪藻土よりもはがれにくくなっています。
塗り壁には職人の塗り方次第で味が変わる面白さがあるメリットがあります。また、クロスに比べて厚みがあるため「防火性」「吸音性」「断熱性」に優れています。
デメリットは汚れや傷がつきやすいことや、衝撃が与えられると「ひび割れ」が発生する可能性があることです。また、交換するときは全面塗り替えなければならないため注意が必要です。
「タイル」
タイルは粘土を高温で焼いてつくる壁材であり、吸水率によってⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類に分けられますが、内壁材として使用されるものは吸水率が最も高く陶器質なⅢ類です。
タイルは、お手入れが簡単でキッチンやトイレといった水回りでも活躍し、調湿機能をもつものもあり耐水・耐汚性が強いメリットがあります。また、経年劣化しにくく長持ちするだけではなく、さまざまな色柄があり視覚的なインテリア効果が高く上品で高級感のある空間づくりに活用できるメリットがあります。
デメリットは下地にカビが生えやすいことや、他の内壁材に比べて費用が高いため注意が必要です。
タイルは、お手入れが簡単でキッチンやトイレといった水回りでも活躍し、調湿機能をもつものもあり耐水・耐汚性が強いメリットがあります。また、経年劣化しにくく長持ちするだけではなく、さまざまな色柄があり視覚的なインテリア効果が高く上品で高級感のある空間づくりに活用できるメリットがあります。
デメリットは下地にカビが生えやすいことや、他の内壁材に比べて費用が高いため注意が必要です。
「羽目板」
羽目板は木板を並べて貼り合わせる壁材です。
その中でも、スギやヒノキといった天然素材の羽目板は調湿効果をもつものもあるため、機能的で健康的であるメリットがあります。
また、単調なクロスと違い木目柄が彩りと温もりを感じさせ、自然の風合いを取り入れられるだけではなく、立体的でおしゃれな印象になるためインテリアにおすすめの内壁材となっています。
デメリットは湿気を吸収しすぎると変形する可能性があり、天然素材は日焼けに弱いため注意が必要です。
その中でも、スギやヒノキといった天然素材の羽目板は調湿効果をもつものもあるため、機能的で健康的であるメリットがあります。
また、単調なクロスと違い木目柄が彩りと温もりを感じさせ、自然の風合いを取り入れられるだけではなく、立体的でおしゃれな印象になるためインテリアにおすすめの内壁材となっています。
デメリットは湿気を吸収しすぎると変形する可能性があり、天然素材は日焼けに弱いため注意が必要です。
【内装ボード材(下地材)の種類】
内装ボード材(下地材)には、主に石膏ボードとケイカル板の2種類あるため、その特徴を簡単に紹介します。
「石膏ボード」
石膏ボードは、石膏を主成分とした素材を紙で包んだ内装ボード材のことをいいます。
天井や壁などに施工されており、日本の一般住宅は下地に石膏ボードが使用されていることが多いです。
石膏ボードは価格が安いだけではなく、優れた「耐火性」「耐熱性」を持っています。
火災発生時には石膏ボードに含まれる結晶水が過熱されることで、水蒸気として放出され温度の上昇を抑えることができる性質から防火材料として使用されています。
また、石膏ボードは音を通しにくい性質を持ち「遮音性」も高く、複数枚重ね張りしたり吸音性の併用などで遮音性を更に高めることができます。
他にも軽量でありつつも「切断」や「くぎ打ち」「接着工法」など施工性にも優れています。
また、様々なメリットがある中で耐水性が低いという一面があり、キッチンやトイレ、脱衣室など高湿度の場所は不向きです。水や湿気が多い場所では「防水性」「耐水性」に優れたタイプの石膏ボードを選びましょう。
天井や壁などに施工されており、日本の一般住宅は下地に石膏ボードが使用されていることが多いです。
石膏ボードは価格が安いだけではなく、優れた「耐火性」「耐熱性」を持っています。
火災発生時には石膏ボードに含まれる結晶水が過熱されることで、水蒸気として放出され温度の上昇を抑えることができる性質から防火材料として使用されています。
また、石膏ボードは音を通しにくい性質を持ち「遮音性」も高く、複数枚重ね張りしたり吸音性の併用などで遮音性を更に高めることができます。
他にも軽量でありつつも「切断」や「くぎ打ち」「接着工法」など施工性にも優れています。
また、様々なメリットがある中で耐水性が低いという一面があり、キッチンやトイレ、脱衣室など高湿度の場所は不向きです。水や湿気が多い場所では「防水性」「耐水性」に優れたタイプの石膏ボードを選びましょう。
「ケイカル板」
ケイカル板は「ケイ酸質原料」や「石灰質原料」「パルプ」などが主原料の内装ボード板で、正式名称はケイ酸カルシウム板といい、国土交通大臣認定の不燃材料です。
ケイカル板は内壁だけではなく、外壁にも採用されており「耐火性」や「断熱性」「遮音性」「加工性」に優れています。
また、「耐水性」も高くキッチンやトイレ、洗面所、脱衣所などの水回りにも使用可能です。それらの優れた耐火性、耐水性、腐食しにくいなどの特徴により軒天にも多く使用されます。
ケイカル板の厚さはさまざまありますが、薄いものは割れやすいため取り扱いには注意しましょう。
ケイカル板は内壁だけではなく、外壁にも採用されており「耐火性」や「断熱性」「遮音性」「加工性」に優れています。
また、「耐水性」も高くキッチンやトイレ、洗面所、脱衣所などの水回りにも使用可能です。それらの優れた耐火性、耐水性、腐食しにくいなどの特徴により軒天にも多く使用されます。
ケイカル板の厚さはさまざまありますが、薄いものは割れやすいため取り扱いには注意しましょう。
【内壁材を選ぶうえで注目したい点】
内壁材を選ぶうえで注目したい点について簡単に紹介します。
「調湿機能」
梅雨や寒暖差によって結露が発生したカビは、住宅を傷め腐食を引き起こす原因となります。
カビ対策をするためには調湿機能を持った壁材を使用することがおすすめです。
珪藻土や漆喰、天然の羽目板などは空気中の水分を吸収しカビの発生を抑えるだけではなく、乾燥時期には水分を放出して湿度を調整してくれる機能があります。
カビ対策をするためには調湿機能を持った壁材を使用することがおすすめです。
珪藻土や漆喰、天然の羽目板などは空気中の水分を吸収しカビの発生を抑えるだけではなく、乾燥時期には水分を放出して湿度を調整してくれる機能があります。
「抗菌機能」
抗菌機能を持った内壁材もあり「抗菌SIAAマーク」を取得している高い抗菌機能を持つ製品があります。
抗菌SIAAマークは、抗菌製品技術協議会(SIAA)によって定められた基準を満たした製品に表示されており、機能と品質が保証されています。
抗菌SIAAマークは、抗菌製品技術協議会(SIAA)によって定められた基準を満たした製品に表示されており、機能と品質が保証されています。
「消臭機能」
消臭機能を備えた内壁材もあり、特にトイレのような臭いがこもりやすい場所に設置することで効果を発揮します。
また、家族の多い家庭やペットを飼っている家庭では、リビングに消臭機能を備えた内壁材を使用することで臭いを軽減し、過ごしやすい部屋にすることができるためおすすめです。
また、家族の多い家庭やペットを飼っている家庭では、リビングに消臭機能を備えた内壁材を使用することで臭いを軽減し、過ごしやすい部屋にすることができるためおすすめです。
「不燃性能」
不燃性能の高い内壁材は火災が起きてしまった場合に活躍し、不燃性を担保する防火材料は発火までの時間が過熱開始後20分の「不燃材料」、10分の「準不燃材料」、5分の「難燃材料」というように加熱から発火するまでの時間によって区分された3つにレベルのものが存在します。
室内でタバコを吸う方やカセットコンロを頻繁に使う方などは、火災に強い不燃材料を選ぶことをおすすめします。
室内でタバコを吸う方やカセットコンロを頻繁に使う方などは、火災に強い不燃材料を選ぶことをおすすめします。
「人体への安全性」
家族の健康が気になる方は「低VOC」や「吸ホル」という表記がされている安全性の高い内壁材を選ぶことをおすすめします。
「低VOC」とは人体に害を及ぼす揮発性の有機化合物「VOC」の含有量が低いことを指しており、「吸ホル」は健康被害の原因となるホルムアルデヒドを吸着する機能です。
「低VOC」とは人体に害を及ぼす揮発性の有機化合物「VOC」の含有量が低いことを指しており、「吸ホル」は健康被害の原因となるホルムアルデヒドを吸着する機能です。
【まとめ】
いかがでしたか?様々な素材、機能を持つ内壁材を紹介しました。
その中でも価格や質感、デザイン性や機能性など自分の家に必要な要素を考えてより良い内壁材を探して使用してみてくださいね。
弊社は墨田区、江東区、中央区を中心に関東全域でオーダーメイド家具の製造やリノベーション工事・新築の内装工事を生業としています。
お客様の部屋・好みに合わせてあなただけの逸品を提案させていただきます。
相談は無料ですので下記フォームからお問い合わせいただけたら幸いです。
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