壁に使われている材質や種類など自身でリノベーションや自身で注文した際の新築でしか気にしない物だと思います。
今回は壁の材質や種類を簡単に紹介!もし気に入った物、今後リノベーションなどされる際の参考にしてみてください。
【壁の種類】
壁は建物や部屋の外観や内装に大きな影響を与える要素の一つです。お手入れのしやすさやコストパフォーマンス、機能性、デザインとどのような壁を選択するのかによって大きく変わっていきます。特徴などを覚えて、納得のいく素敵な住まいにしましょう。
以下に代表的な壁の種類をご紹介します。
以下に代表的な壁の種類をご紹介します。
「真壁(しんかべ)」
真壁(しんかべ)は、日本建築の伝統的な壁の一つで、木材と板張りの組み合わせで作られます。
真壁の特徴は、木組みと板張りの構造にあります。木組みは、柱や梁などの木材を組み合わせて作る骨組みで、そこに板材を貼り付けて壁面を作ります。この組み合わせにより、微細な隙間ができ、室内と外の空気が循環しやすくなります。
真壁の利点は、風通しの良さです。微細な隙間によって室内の湿気や換気が調節され、快適な環境が保たれます。また、木材と板張りの組み合わせによって、壁は耐久性が高くなりますので、長く安定した状態を維持できます。
さらに、真壁は風格と重厚感を持っており、建物や部屋の内装に特別な雰囲気をもたらします。茶室や広間などの重要な空間によく使用され、伝統的な日本建築や和風の住宅で美しい景観を作り出す重要な要素となっています。
ただし、真壁の施工には専門知識と技術が必要です。施工時には経験豊富な職人に相談し、適切な施工を行うことが重要です。
真壁は日本建築の伝統的な要素であり、その美しさと風格を活かして建物や部屋の内装に独自の個性を表現できます。また、洋風に近い現代的な家具を取り入れたりすることで、スタイリッシュな和モダンな空間にもできます。
木材と板張りの組み合わせによる真壁の特徴を生かし、より快適で魅力的な空間を実現することができるでしょう。
真壁の特徴は、木組みと板張りの構造にあります。木組みは、柱や梁などの木材を組み合わせて作る骨組みで、そこに板材を貼り付けて壁面を作ります。この組み合わせにより、微細な隙間ができ、室内と外の空気が循環しやすくなります。
真壁の利点は、風通しの良さです。微細な隙間によって室内の湿気や換気が調節され、快適な環境が保たれます。また、木材と板張りの組み合わせによって、壁は耐久性が高くなりますので、長く安定した状態を維持できます。
さらに、真壁は風格と重厚感を持っており、建物や部屋の内装に特別な雰囲気をもたらします。茶室や広間などの重要な空間によく使用され、伝統的な日本建築や和風の住宅で美しい景観を作り出す重要な要素となっています。
ただし、真壁の施工には専門知識と技術が必要です。施工時には経験豊富な職人に相談し、適切な施工を行うことが重要です。
真壁は日本建築の伝統的な要素であり、その美しさと風格を活かして建物や部屋の内装に独自の個性を表現できます。また、洋風に近い現代的な家具を取り入れたりすることで、スタイリッシュな和モダンな空間にもできます。
木材と板張りの組み合わせによる真壁の特徴を生かし、より快適で魅力的な空間を実現することができるでしょう。
「大壁(おおかべ)」
大壁(おおかべ)は柱や梁を壁の内部に隠した内壁仕上げです。
現在の住宅では大壁で仕上げるのが主流になっており、柱や梁などの構造躯体は、石膏ボードとクロスで隠されています。コードや配管などの設備も壁の中に隠すことができて、内装がすっきりと見える半面、その分だけ部屋が狭くなります。
大壁の利点は柱などが壁に隠されることによって、シンプルですっきりとした空間になり、家具などもおさまりがよいことです。モダンな雰囲気に仕上げやすいこともポイントです。
さらに、真壁に比べるとコストが安くて施工が簡単で、断熱性・耐震性ともに優れています。
大壁は和の雰囲気が真壁よりも薄くなりますが、地震などの自然災害が多い日本では、住環境の性能を重視した場合の選択として、適切でしょう。
現在の住宅では大壁で仕上げるのが主流になっており、柱や梁などの構造躯体は、石膏ボードとクロスで隠されています。コードや配管などの設備も壁の中に隠すことができて、内装がすっきりと見える半面、その分だけ部屋が狭くなります。
大壁の利点は柱などが壁に隠されることによって、シンプルですっきりとした空間になり、家具などもおさまりがよいことです。モダンな雰囲気に仕上げやすいこともポイントです。
さらに、真壁に比べるとコストが安くて施工が簡単で、断熱性・耐震性ともに優れています。
大壁は和の雰囲気が真壁よりも薄くなりますが、地震などの自然災害が多い日本では、住環境の性能を重視した場合の選択として、適切でしょう。
【壁の素材】
壁の素材は、住宅や建物の内装において重要な役割を果たします。壁紙やクロスは、その中でも人気のある選択肢の一つです。
さまざまな壁の素材に焦点を当て、それぞれの特徴と利点を解説します。
壁紙やクロスの種類についての知識を深めることで、理想的な内装を実現しましょう。
さまざまな壁の素材に焦点を当て、それぞれの特徴と利点を解説します。
壁紙やクロスの種類についての知識を深めることで、理想的な内装を実現しましょう。
「クロス(壁紙)」
クロス(壁紙)は、壁を飾るために使用される素材で、さまざまなデザインやパターンがあります。一般的に、クロスは壁の表面に貼り付けることで、美しい装飾効果をもたらします。
「ビニールクロス」
ビニールクロスは、塩化ビニール樹脂などを主な素材とするビニールシートに、紙などを裏打ちした耐久性に優れた壁紙の一種です。
ビニール素材を使用しているため、傷や汚れに強く、長期間美しい状態を保つことができます。また、防水性があり、湿気の多い場所や水回りの壁に適しています。
さらに、一般的な掃除や拭き取りで簡単にきれいにすることができ、衛生的な環境を維持することもできます。
施工も比較的簡単であり、専門知識や技術を必要としません。
ビニールクロスは、耐久性と実用性を兼ね備えた壁紙の選択肢として人気があります。
ビニール素材を使用しているため、傷や汚れに強く、長期間美しい状態を保つことができます。また、防水性があり、湿気の多い場所や水回りの壁に適しています。
さらに、一般的な掃除や拭き取りで簡単にきれいにすることができ、衛生的な環境を維持することもできます。
施工も比較的簡単であり、専門知識や技術を必要としません。
ビニールクロスは、耐久性と実用性を兼ね備えた壁紙の選択肢として人気があります。
「紙クロス」
紙クロスは、パルプが原料の洋紙を原紙とした紙素材を使用して作られた装飾素材です。プリント加工やエンボス加工された物も多く見られます。
自然な風合いや柔らかさを持ち、豊富なデザインや色彩のバリエーションがあります。
通気性があって湿度調節に役立つ特徴もありますが、時間経過により膨張や収縮する可能性があり、目地が目立つ可能性があります。なので紙クロスの施工が得意な業者に依頼することをおすすめします。
商品によっては撥水性がない紙クロスの場合、汚れがそのままシミになってしまうことがあるので気を付けましょう。
鮮やかな雰囲気を求める人や自然を感じたい方のインテリアに適した選択肢となっています。
自然な風合いや柔らかさを持ち、豊富なデザインや色彩のバリエーションがあります。
通気性があって湿度調節に役立つ特徴もありますが、時間経過により膨張や収縮する可能性があり、目地が目立つ可能性があります。なので紙クロスの施工が得意な業者に依頼することをおすすめします。
商品によっては撥水性がない紙クロスの場合、汚れがそのままシミになってしまうことがあるので気を付けましょう。
鮮やかな雰囲気を求める人や自然を感じたい方のインテリアに適した選択肢となっています。
「織物(布)クロス」
織物(布)クロスは、繊維素材(木綿、麻といった自然素材やパルプ、ポリエステルなどの化学繊維)を使用して作られます。
質感や上品な風合いが特徴で、室内に豊かな質感と温かみをもたらします。化学物質が不安という方からも人気があります。
耐久性が高く、通気性もよくて調湿効果もありますが、汚れを落としにくく、防火性のある商品が少ないのでキッチンには合わないです。お掃除にははたきか掃除機を使用しましょう。
自然な風合いや豪華さを求める人や、上品な雰囲気のインテリアに適した選択肢です。
質感や上品な風合いが特徴で、室内に豊かな質感と温かみをもたらします。化学物質が不安という方からも人気があります。
耐久性が高く、通気性もよくて調湿効果もありますが、汚れを落としにくく、防火性のある商品が少ないのでキッチンには合わないです。お掃除にははたきか掃除機を使用しましょう。
自然な風合いや豪華さを求める人や、上品な雰囲気のインテリアに適した選択肢です。
「オレフィン樹脂」
オレフィン樹脂を使った壁紙は、ビニールクロスに近い性質をもった耐久性に優れた素材で、摩耗に強く、傷やシミにも強い特徴があります。また、汚れが付きにくく、耐水性も備えていますのでお手入れは水拭きすることでキレイになります。環境にもやさしいことで注目されています。
オレフィン樹脂の壁紙は、特にキッチンやバスルームなどの湿気の多い場所に適しています。
オレフィン樹脂の壁紙は、特にキッチンやバスルームなどの湿気の多い場所に適しています。
「薄くカットした天然木」
薄くカットした天然木は、自然な風合いと温かみを持つ壁紙の素材です。木の質感や木目が室内に自然な美しさをもたらします。リラックスした雰囲気やカントリー調のインテリアに適しています。
しかし、ほかの素材に比べるとコストが高くなってしまうのでアクセントクロスとして使う方が多いです。商品によっては耐水性が低い場合があるので、施工する場所によっては確認をしてください。
しかし、ほかの素材に比べるとコストが高くなってしまうのでアクセントクロスとして使う方が多いです。商品によっては耐水性が低い場合があるので、施工する場所によっては確認をしてください。
「聚楽(じゅらく)壁紙」
聚楽壁紙は、和風建築の代表とも言える壁を壁紙にしたもので、和室や日本風のインテリアに適しています。
この壁紙は、和紙などの天然素材を使用し、独特の風合いを持っていて、日本の伝統的な美意識を取り入れた空間づくりに貢献します。
この壁紙は、和紙などの天然素材を使用し、独特の風合いを持っていて、日本の伝統的な美意識を取り入れた空間づくりに貢献します。
「珪藻土壁紙」
珪藻土壁紙は、自然素材である珪藻土を不燃性の紙の上に施しています。ザラザラとした手触りが特徴です。
湿度調整効果や消臭効果があり、室内の空気を清潔に保つことができますが塗り壁ほどの効果はありません。
お手入れの方法は水拭きではなくタオルで叩くか、消しゴムをかける方法がおすすめです。
珪藻土壁紙は、ナチュラルで健康的な空間を演出してくれます。
湿度調整効果や消臭効果があり、室内の空気を清潔に保つことができますが塗り壁ほどの効果はありません。
お手入れの方法は水拭きではなくタオルで叩くか、消しゴムをかける方法がおすすめです。
珪藻土壁紙は、ナチュラルで健康的な空間を演出してくれます。
【塗壁】
塗壁(ぬりかべ)は、建築物の壁面に塗料やコーティング材を直接塗布する仕上げ方法(左官仕上げ)です。漆喰壁や珪藻土、ブラスター、土壁があります。
建物の美観を向上させたり、耐久性や防水性など機能性を高めるためにも使用されます。
建物の美観を向上させたり、耐久性や防水性など機能性を高めるためにも使用されます。
「漆喰(しっくい)壁」
漆喰(しっくい)壁は、石灰と砂などの素材を混ぜて作られた壁の仕上げ材料で、滑らかでつるりとした表面をしています。
調湿効果、耐火性に優れており、抗菌作用や消臭効果もあります。また、劣化しづらく、ホコリが付きにくいのでメンテナンスもしやすいです。大きな汚れは塗りなおすと元通りになります。
色は白が基本ですが、色土や顔料を加えたタイプもあります。
調湿効果、耐火性に優れており、抗菌作用や消臭効果もあります。また、劣化しづらく、ホコリが付きにくいのでメンテナンスもしやすいです。大きな汚れは塗りなおすと元通りになります。
色は白が基本ですが、色土や顔料を加えたタイプもあります。
「珪藻土(けいそうど)」
珪藻土とは、藻の一種である珪藻の遺骸が、海底で堆積してできた土のことで、一般的にザラザラとした手触りをしています。
漆喰壁よりも耐久性は劣りますが、さらに優れた調湿効果を持っており、消臭効果、耐火性も備えています。
環境にやさしい自然素材でできている人気の素材であり、仕上げパターンや色柄、施工性を高めたタイプなどさまざまな商品が展開されています。
漆喰壁よりも耐久性は劣りますが、さらに優れた調湿効果を持っており、消臭効果、耐火性も備えています。
環境にやさしい自然素材でできている人気の素材であり、仕上げパターンや色柄、施工性を高めたタイプなどさまざまな商品が展開されています。
「プラスター」
プラスターは、石膏やセメントなどの粉末を水と混ぜて作られる塗壁の材料で、漆喰壁そっくりなので西洋漆喰とも呼ばれる、白い輝きが特徴です。
屋外に使われる石膏プラスターや屋内で使われるドロマイトプラスターがあります。
屋外に使われる石膏プラスターや屋内で使われるドロマイトプラスターがあります。
「土壁」
土壁は、その名の通り土や粘土、砂などの自然素材を混ぜたものです。これらの素材を適切な割合で混ぜ、壁の厚さや形状に合わせて施工します。
京壁とも呼ばれ、蓄熱作用や調湿作用、防火性、防音性に優れています。
京壁とも呼ばれ、蓄熱作用や調湿作用、防火性、防音性に優れています。
【その他の壁材】
上記でお話した壁材以外にもあります。
それを少しですが紹介します!
それを少しですが紹介します!
「木質系」
木質系の壁材は、挽き板、集成材、合板等とそれらの複合があり、表面は凹凸、曲面、規則的、不規則的、大小等やその組み合わせ、素地のもの、ツキ板などで化粧したもの、種々な塗装と大変バラエテイーに富んだ商品があります。
ひとつの面に用いて部屋のアクセントにしたり、腰壁として選択する場合が多くみられます。
ひとつの面に用いて部屋のアクセントにしたり、腰壁として選択する場合が多くみられます。
「タイル」
タイル壁は、粘土や石などを高温で焼き固めたタイルを使用した壁のことで、デザイン性が高く、高級感がある見た目で、耐久性と耐水性が優秀で、経年劣化が起こりにくいです。
最近は水回りだけでなく、調湿効果や消臭効果を持つタイル壁をリビングやダイニング、ベッドルームなどで用いる例も増えてきました。
最近は水回りだけでなく、調湿効果や消臭効果を持つタイル壁をリビングやダイニング、ベッドルームなどで用いる例も増えてきました。
「石材」
天然石の壁材は、天然石でしか表現できない色調の風合いや質感を楽しむ事ができます。
自然の美しさとシックな高級感、高い耐久性を持っています。
自然の美しさとシックな高級感、高い耐久性を持っています。
「パネル材」
パネル材は、壁面を覆うための装飾材料として使用される素材です。パネル材は一般的に木材、合板、MDF、PVC、金属、アクリルなどさまざまな素材から作られます。
機能性やデザイン性が高い反面、コストがかかるため壁の一部にだけ取り入れるといった方法もあります。
機能性やデザイン性が高い反面、コストがかかるため壁の一部にだけ取り入れるといった方法もあります。
【シーン別おすすめの壁材】
「リビングダイニング」
石材・パネル材・塗装材・不燃パネル
「キッチン」
タイル・不燃パネル
「洗面・トイレ」
タイル・珪藻土壁紙
「寝室」
織物(布)クロス・木材パネル
「その他の空間」
パネル材・ビニールクロス・不燃パネル
注意:各シーンにおすすめの壁材は一般的な提案です。なので、デザインやスタイルの好み、個々の空間の特性を考慮することも重要です。
石材・パネル材・塗装材・不燃パネル
「キッチン」
タイル・不燃パネル
「洗面・トイレ」
タイル・珪藻土壁紙
「寝室」
織物(布)クロス・木材パネル
「その他の空間」
パネル材・ビニールクロス・不燃パネル
注意:各シーンにおすすめの壁材は一般的な提案です。なので、デザインやスタイルの好み、個々の空間の特性を考慮することも重要です。
【まとめ】
壁の素材の選択は、快適で魅力的な居住空間を作り上げるために重要な要素です。
それぞれの素材には独自の特徴と利点がありますので、自身のスタイルや必要な機能を考えながら選ぶことが大切です。
プロのアドバイスや専門家の助言を得ながら、最適な壁の素材を選びましょう。
弊社は墨田区、江東区、中央区を中心に関東全域でオーダーメイド家具の製造やリノベーション工事・新築の内装工事を生業としています。
お客様の部屋・好みに合わせてあなただけの逸品を提案させていただきます。
相談は無料ですので下記フォームから問い合わせいただけたら幸いです。
それぞれの素材には独自の特徴と利点がありますので、自身のスタイルや必要な機能を考えながら選ぶことが大切です。
プロのアドバイスや専門家の助言を得ながら、最適な壁の素材を選びましょう。
弊社は墨田区、江東区、中央区を中心に関東全域でオーダーメイド家具の製造やリノベーション工事・新築の内装工事を生業としています。
お客様の部屋・好みに合わせてあなただけの逸品を提案させていただきます。
相談は無料ですので下記フォームから問い合わせいただけたら幸いです。